重箱

重箱とは最上段に蓋があり、二重から五重に積み重ねられ、ハレの日の料理を入れる容器です。今日ではお正月のおせち料理、お花見や運動会など家族が集う場面に使われます。

川添日記の作るお重箱は一本の刳り貫きの木で何度も生漆を染み込ませているため、とても強くお手入れも簡単です。

桜の花びらの数で重ねる順番を表したり、2段ごとに付いている蓋は取り皿になります。また真ん中から2つに分かれて、それぞれに蓋が付いているなど、随所に使い手の気持ちを汲んだアイデアが盛り込まれています。